ゴルフ場のディポット作業はASDに向いている。だけど現場のリアルは行ってみないとわからない ―普遍性の旅―

実際に働いてみた

以前、ASDに向いていると感じたゴルフ場のデッポット作業を別のゴルフ場で試してみた。

―ところ変われば、作業も変わるー
千葉県・房総半島はゴルフ場の宝庫。
今回は、前回の袖ケ浦市からほど近い、市原市のゴルフ場へ。

「募集内容はまったく同じだし、今日も気持ちよくできるだろう」
そんな軽い気持ちで向かったのですが…。

前回は“ひとり旅”のように自由だった

前回は、優しそうな男性責任者さんから丁寧な事前説明がありました。

リモコンで動くカートに道具を積んで、広いコースをひとりで巡る。自分のペースで淡々とディポットを埋めていく。
開放的な空の下、静かに自分のペースで進められる。
―これぞ、最高の「タイミー旅」―
「今日もきっと、そんな日になるはず!」
そう信じていたのです。笑

今回は一転、9ホール連続の“コミュ力勝負”

しかし、今回は違いました。
女性従業員さんがずっと同伴。
しかも 2ホールごとに担当者が交代するスタイル。

一方、私はというと…
「タイミーさんは9ホール連続でお願いします」
え、まさかの 5人リレー方式!?
9÷2=4余り1 = 合計5人。担当者、こんなに代わるの! 

これはASDにとってなかなかの試練。
微妙な距離感の調整や、
会話の温度差に気を遣う必要があるんです。
まさに 精神力に響くボディーブロー
終盤にじんわり効いてきました…。

マルチタスク追加:「運転もお願いします」

しかも今回は 起伏が激しいコース
時間に追われる従業員さんは、
カートのリモコンなんて外して 自分で運転
そして、突然の指令。
「じゃあ次、運転お願いしまーす!」
「えっ、聞いてない…!」

免許は必要ない、と聞いていたけれど、
実際はゴーカートよりちょっと難しい操作。
普段から運転する私でも、焦りと不安で一気に心拍数UP。

車の運転が苦手なASDの人は多い。
免許を持っていないケースだってよくある。
ここは、事前に伝えてほしかったなぁ…。

同じ「ディポット作業」なのに、こんなに違う

前回とのギャップを比べてみると…

  • コミュニケーション量:激増
  • 判断力・対応力:地味に要求
  • カート運転:追加タスク

つまり、募集文だけでは分からない“現場のリアル”が潜んでました。

それでも、この仕事が好きだ。

予想していなかった違いに戸惑いながらも、終わってみれば、
静かな時間と空間の中にある、働く喜び。
だから、私はこの仕事を「魅力的」だと言い切れます。

ただひとつだけ。
これは届けたい。
同じ募集内容でも、
実際の働き方は 現場によって変わることがある。

ASDの誰かが、
「これなら挑戦できるかも」と思ってくれたら。
そして、心の準備ができるように。
そんな想いを込めて、今回の体験談を書きました。
 
この作業に必要な能力
マルチタスク     😱😱😱☆☆  カートの運転
フレキシブル     😱😱☆☆☆  時間内に終わらせ  る
コミュニケーション  😱😱😱☆☆ 2ホール毎交代、計5人との対応
感覚過敏       😱☆☆☆☆  野外、静寂の世界
体力・精神力     😱😱😱☆☆ 夏はかなりきつい、春秋は最高

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
「ほかの体験談、続きも読みたい!」と思ってくださった方は、スキやコメント、フォローで応援してもらえると嬉しいです😊
 
#子育て
#発達障害
#創作大賞2025
#エッセイ部門
#生きづらさ
#大人の発達障害
#大学院
#タイミー
#単発バイト
#MBA
#働きづらさ
#ASD
#すき間バイト
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました