
土曜日、ちょっと時間に余裕がある日に通っているのが「ワクワクレスリング教室」。20年続いている歴史ある教室で、自閉症の子も対象だったので、うちの長男アツシも通っていました。
でも、自閉症の子は身体の接触や急な動きが苦手なこともあり、長続きしない子も多かった。
私はレスリング経験があったので「運動になれば」とアツシを誘い、1年ほど一緒に汗を流しました。その後、彼はウォールクライミングに夢中になりましたが、スポーツの楽しさを知ってもらうきっかけになったと思います。
「ダウン症の子にレスリング?」と思っていたけれど
正直、最初は私もそう思っていました。
でも実際には、ダウン症の子どもたちは身体を動かすことが大好き。じゃれ合うような動きを、心から楽しんでいるんです。
指導してくださっているのは、アトランタ五輪銅メダリストの太田拓也先生。ダウン症児の身体的特徴を研究し、安全面を徹底的に考えたルールで教えてくださっています。
とはいえ、保護者が子どもを参加させるには、やはり勇気が必要なはず。「楽しい」と「勇気」が入り混じる、独特の空気がそこにはあります。
ハグで仲直りする子どもたちの姿にほっこり
ダウン症の子どもたちは、本当に“平和主義”。
練習中にちょっとした口論があっても、最後は「ごめんね!」とハグをして仲直り。その姿を見るたびに、胸がじんわり温かくなります。
もちろん、これからの人生を考えると“困難に立ち向かう競争心”も大切。
激しい格闘技のイメージがあるレスリングですが、殴らない、蹴らない、締め技や関節技もない。
相手を力づく打ち負かすのではなく、ルールの中で健全に競い合えるからこそ、「強さ」と「優しさ」を両立できるスポーツなんだと思います。
そして何より、瞬発力・持久力・柔軟性…すべての身体能力を鍛えられる!
体力づくりとしても最高なんです。
20年の積み重ねが生んだ広がり
アツシと一緒に通っていたあの頃から20年。
太田拓也先生は大学レスリング部の監督・コーチとして活躍しながら、この活動を続けてきました。
東京・高田馬場から始まった「ワクワクレスリング教室」は、今では京都にも拠点が広がっています。
練習で一緒になる子どもたちは、どんどん力強くなって挑んできます。
技を覚えた子や、体格が大きな子は本当に油断できません。
その逞しさに、こちらが圧倒されることもしばしばです。
保護者の皆さんへ
「ケガしないかな…」「本当にうちの子にできるのかな…」
そんな不安な気持ち、痛いほどわかります。
でも、ぜひ一度見学に来てみてください。
子どもたちの楽しそうな笑顔、たくましく成長していく姿に、きっと驚かれるはずです。
ご興味のある方は、こちらの公式サイトをご覧ください!
お子さんの新しい可能性に出会えるかもしれません。
https://pando.life/wakuwaku
または「ワクワクレスリング教室」で検索して下さい。
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